ミズノラボ外伝!「美しき緑の星」を観て、幸せって何かを考える
”ここやる”代表のヒルタです。
大雪の土日。センター試験を受けた方々どうだったでしょうか。
良かった人も悪かった人も関係ない人も、切り替えていきましょー!
さて、今回はここやるでミズノケイスケさんが「ミズノラボ外伝」をちょくちょく開催してくれています。今回は「美しき緑の星」を鑑賞して感想を言い合う、会!
※ややネタバレ注意。
※何の先入観もなく観たい方はコチラからどうぞ
ミズノラボはこんな感じでスタート!
準備をするミズノさん。
美味しいカレーも準備してきてくれました!!
続々と集まってまいりましたー。
美味しくご飯をいただいて、
観賞スタート!
「美しき緑の星」の作品紹介やあらすじはこちら
【作品紹介】
誰もが協調のうちに暮らし、みんなが幸福で互いに助け合い、何でも分かち合い、お金の必要がなく、自然と共に暮らす世界があったとしたら…そんなの、ありえない?「美しき緑の星」は他に類を見ないフランス映画。メディア経営者らの手によってEU内では事実上の発禁状態にされています。
【あらすじ】
この美しき緑の星では貨幣制度がなく、自分の得意で好きなことをそれぞれがして共存共生し、みんなが平和に豊かに暮らしている。彼らの惑星では、地球は本当に危険で野蛮な原始的な星なので誰も行きたがらない。そんななか、主人公の女性宇宙人が名乗りあげます。わたし行ってもいいわよ!
発禁状態になっているってどういうことなんだろう……
インターネット上で見れるらしいけども。
ざっくりとしたあらすじ
1990年代に製作された映画で、「宇宙人が地球にきてなんやかんやを引き起こす!」みたいなストーリー。その中で人が何を大事にしているのか、とか気づきとかを発見していくみたいなストーリー。
正直な感想
よくわからない。
つくりがフランス映画っぽいなー、とかっていう感想になってしまう。フランス映画っぽいフランス映画。
『「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じている可愛い女のコに無修正のポルノをつきつける時を想像する様な下卑た快感さ』
という『幽☆遊☆白書』のイツキをマネして言えば……
「無修正のポルノを知っているにも関わらず、「キャベツ畑」や「コウノトリ」を信じたい」人がつくった映画で、そうした人を対象にした映画だと感じた。
基本的に現代批判。
「貨幣制度wwwwwwwwwwww」
「空気悪いwwwwwww」
「こんなんでwwww生活してるとかwwww原始時代wwww」
ミラ(主人公の女性)は、マジメなのでもっと「神妙」に語っているのだけど。
「幸せ」ってなんなのさ
ミラは言う。
「こんなゲロマズなものを食べているなんて!」
「こんな空気が悪い所に住んでいるなんて!」
「まだ貨幣制度があるだなんて!!」
なるほど、ミラたちが住む「星」は、全てが自由。自分がやりたいことやって高度にコミュニティ化された社会で、物々交換でやりとりがされている。
テーゼ・アンチテーゼで考えれば一周どころか5周くらい上にいったところの社会っぽい。
そりゃ、ミラはこの時代を否定するよね。
自分が便利で「当然」に「正しい」と信じている価値観と違うのだから。
私だって過去に戻ったら否定するもの。
「ネットつかえないwww」
「スマホがないwwww」
「電気ガス水道がないwwwwwwめんどいwwww」
「狩りwwwwwこわwwwwww」
そして、私も苦々しく神妙な想いで言うわけです
「こんなめんどくさいことしているなんて!」
「こんな不便で不安定な生活しているなんて!」
自分の価値観に合わないものに触れて、それまで自分が正しいと思っていたことが全く通用しない「外の世界」を知らないことで、「自分の価値観」に合わないことを「不幸せだ! かわいそう!」と思ってしまう。
これは何もミラが地球人を観た時だけではなく、地球人からミラをみてもそうなる話だと感じた。
じゃ、ミラがみた地球人は不幸せなのか?
私は、ミラがみた地球人は不幸せではなかったと信じている。
ミラも地球人も、外の世界を知らない、それが当然だと思っている。その世界の「常識」の中で生活している。地球人がミラの「星」にいったとしても、幸せになれるかは微妙だと私は思う。常識が通用しないから。
「朱も交われば赤くなる」というコトバにあるように、人間の適応力はめちゃくちゃ高いのでどっちがどっちでもやれていくのかも。幸せかどうかは別だけど。
最も強いものが、あるいは最も知的なものが、生き残るわけではない
最も変化に対応できるものが生き残る
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent, but the one most responsive to change
ミラに対する同情心ではなく、嫌悪感
ディズニー映画の『魔法にかけられて』で感じたディズニーキャラクターが現代にいたらという違和感をミラに対しても感じた。
歩く迷惑って感じで、やたらめったら色々な人に影響を与えていく。
最後なんかサッカー場がもうはちゃめちゃ。
いやいや、ミラ、お前なんなん!?
としか思えない。
確かに過去200年程度地球とミラの「星」は交流がなかった。
長年交流がなかったので、地球がどういった状況なのかを視察しにいくために、ミラは自分から「地球にいきたい!」って手をあげ。それにも関わらず、その応対力のなさはなんなんだ。
映画の本筋ではないところだとは思うんです。きっとこの映画が伝えたかったメッセージとは別の所だとは思うのです。が、しかし、どうしてもミラに対して同情心よりも嫌悪感しか抱けなかった。
ここが羨ましいよ、ミラの「星」
ミラが住んでいた「星」は、羨ましい部分があるのです。
・テレパシーが使える
・「能力」をテレパシーでダウンロードできる
超羨ましい。めちゃくちゃ羨ましい。
地球語として様々な言語をミラは獲得するのですが、テレパシーでインストールしています。勉強時間1秒くらい。それで全部使える。羨ましい。
攻殻機動隊の電脳化されている世界よりもさらにアップデートされている!!
電脳化の先の世界はやくこい!
やっぱり、大事、行動すること。「No talk, All action」の精神
ミラは地球にきて最初は右も左もわからない。
貨幣経済がまだまだあることやそこが目指していたパリであることもわからない。
ミラに対しては結構な嫌悪感と違和感を覚えるのだけど、彼女の行動力はスゴい!
「ここはパリですか」
「どういったところですか」
「あの四角いものがお金なんですね」
といろいろなまちの人に聞きまくる。
自分の頭で考えていても絶対にわからないことを様々な人に聞いてく。
その結果、偶発的に、物語は進展していく。
自分一人で考え込まずに、人に聞いていくこと。
同じ状況に陥った場合、全く知らない場所に行った時に言語が話せるとしたとしてもここまで周りの人に聴けるだろうか、と。質問が当然トンチンカンなので聞いた人からはバカにされたり相手にされなかったりする。それでもめげずに聞きまくる精神力たるや!!
まとめ
色々な意見がある映画。
私は、素直に見れなかったし、ミラの行動力以外には嫌悪感しか抱けませんでした。
映画の本質とは違う部分をフォーカスしてしまっていると思います。
だけど、そう思ったのです。それはそれで良いと感じています。
ミズノラボ外伝に参加してた方々の中でも様々な意見があり、そうした議論や対話が生まれるということではきっと意味があるのだろうと。
ミズノラボ外伝の主催者ミズノさんが書いているブログも要チェック!!
カレーやロールキャベツが美味しかった!
映画をみながらカレーやロールキャベツの差し入れを食べていたんだけど、美味しかった。超美味しかった。映画云々よりも美味しくて、料理に夢中だったというのも一因としてあるのかもしれない……!!
美味しいロールキャベツ!
美味しいカレー!
ミズノラボはちょくちょく開催されていますので、ここやるのウェブサイトなどでもお知らせしていきます。お気軽におこしくださいー。
【おまけ写真】
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